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「オンライン対戦」に特別興味が無かった私が「鉄拳8」をやってみた感想

この記事をおすすめする方

  • 鉄拳8に関心がある人
  • 「格ゲー」初心者の意見が知りたい方
  • 「オンライン対戦」に対する情熱が低い人間の意見が知りたい方

この記事では、子供の頃から「格ゲーでオンライン対戦すること」に特別興味がなかった私が「鉄拳8」をやってみた感想を書いてみました。

筆者自身の「格ゲー」に関する経歴

私にとって初めての「格ゲー」は小学生の時にプレイした「ストリートファイター2」でした。

小学生の頃「ストリートファイター2」をやった時には「キャラクターを動かす」こと自体は楽しかったのですが、「対戦で人と戦う」とか「強くなる」ということに関してはほとんど関心がありませんでした。

それ以降「格ゲー」というゲームはほとんどやっておらず、「20歳」の頃に「鉄拳5」という3D格ゲーをプレイ。

この時にも「対戦」よりも「3Dによる立体的なキャラクターを動かす」ことが楽しくて、オフラインでソロプレイしていました。

そして、その後「20代後半」「鉄拳7」「鉄拳8」という順番でプレイしてきました。 (「鉄拳7」でも全く対人戦はしてません。「鉄拳8」では数十回ほどやりました。)

なので、「対人戦をしたことは『鉄拳8』まで、ほぼありません(約30年以上。それを御理解の上、記事を御覧ください。

私が対戦に興味がない理由と、「鉄拳8」をプレイして変わったこと。

人と対戦するのは面倒だから

正直人と対戦するのが面倒に感じます。

その原因の一つは「大して練習してないのに戦っても負けるだろう」という思い込みによるところもあると思います。

「人と対戦する」事自体に積極的じゃないので、特別「強くなるための練習をする気がしない」というのも原因だと思います。

「鉄拳8」をプレイして変わったことは、「AI対戦」で納得いくまで練習試合が出来るので、「ちょっとオンライン対戦もやってみようかな」ぐらいにはなりました。

コンボを覚えるのが苦手だから

まずコンボを覚えるのが苦手です。

ただ、「鉄拳8」をやっていて気付いたのですが、「オンライン対戦」などで人と戦わないと「CPU戦」だけだと「ハメ技」で倒せるから「必要性を感じない」というのも「コンボを覚えられない」原因の一つでした。

これは過去の格ゲーでも気付けないことでは無いのですが「鉄拳8」のような「AI対戦」が無かったので、「CPUの動きがワンパターンですぐ飽きてしまう」ことで、ソロプレイでのCPU戦だけでは「対人戦」までいってみようと思う状態にならなかったのも大きいと思います。

「鉄拳8」では「AI対戦」で納得いくまで練習できるので、「オンライン対戦」まで挑戦する事ができました。

結果「オンライン対戦」をすることで「技の練習」や「コンボの練習」にもよりこだわるようになりました。

どのぐらい練習すれば楽しめるか分からないから

私自身は「CPU戦」をしながらハメ技でもなんでも良いから「キャラクターを動かす」ことが楽しめればいいと思っているので、「オンライン対戦」をしようという考え自体が今まで無かったと言っても過言じゃないです。

なので、そもそも「対戦する気がなかった」と言ってもいいかもしれません。

「鉄拳8」で変わったことは「AI対戦」で納得いくまで一人で対戦が出来るので、「とりあえずオンライン対戦してみて、ダメだったらまたAI対戦で練習すればいいや」という気持ちになりました。

鉄拳8で気に入ったところ

クエストモード(ArcadeQuest)がある

これから「格ゲー」を始める人にとっては、「一人プレイ」の充実は大きいと思います。

「クエストモード」の内容は「ストーリー性のあるチュートリアル」みたいな感じです。

なので、話を楽しみつつ、システムを学んで、対戦をしながら活かすことで覚えていくことが出来ます。

このクエストモードによって、「鉄拳8」のシステムなどを学べるので、「鉄拳8」がどういうゲームなのかを理解しやすかったです。

流れとしては序盤は「クエストモード」をやって対戦システムを学んだり、対戦に慣れる。

その後、慣れてきたら「AI対戦(Super Ghost Battle)」というモードで「CPU」と繰り返し戦いながら慣れていくのが「一人プレイ」としては良いのかなと思いました。

AI対戦(Super Ghost Battle)

「AI対戦(Super Ghost Battle)」は文字通り、AI学習されたCPUと戦えるモードです。

(上の画像は「AI対戦(Super Ghost Battle)」をすることが出来るオフライン環境です。名前がついているNPCに話しかけることでAI学習された色々なキャラと対戦することが出来ます。)

簡単に言えば、「誰かが戦った時の癖を持ったCPU」と対戦できるということです。

「癖」というのは、「よく使う技やコンボをよく使うタイミングで使ってくる」など「学習されたプレイヤー」の戦い方の傾向や特徴のことです。

「誰か」というのは「自分自身」であったり、「運営」の誰かです。「運営」の場合は事前に「AI学習されたCPU」が用意されています。

「自分自身」の場合は、「AI対戦(Super Ghost Battle)」で戦うことで記録されていきます。

オンラインで他のプレイヤーの「AI学習されたCPU」と対戦がしたい場合は「鉄拳ファイトラウンジ」というエリアがあって、そこに「プレイヤー(世界中でプレイしている人達)」が集まっているので、そのプレイヤーに話しかけることで「ゴースト(AI学習されたCPU)」と戦うことが出来ます。

↓「鉄拳ファイトラウンジ」とはオンライン接続している人が集まっているエリアです。アバターという自分の分身となるキャラクターを操作して、他のキャラクターに勝負を挑んだり、練習したり、自由に会話することが出来ます。

また、ラウンジ内で「プレイヤー」の「ゴースト(AI学習されたCPU)」のデータをダウンロードすることも出来ます。(ダウンロードしたゴーストはその後「AI対戦(Super Ghost Battle)」モードで自由に何度も戦えます。)

要はオンラインを含めれば「一人遊び」だけでも十分楽しめるということです。

↓「鉄拳ファイトラウンジ」内にいる人を調べると「ゴーストと対戦」というのが出てくるのですが、それをクリックすることで「その人の対戦の癖をAI学習したCPU」と対戦することが出来ます。

クエストモードやストーリーモードなどが落ち着いたら、以降は「練習」あるのみという感じなので、この「AI対戦(Super Ghost Battle)」で戦ったり、「プラクティス」という練習環境でコンボやコマンドを覚えたりすることを繰り返すことになります。

そして、慣れてきたと思ったら「オンライン対戦」に挑戦するという感じです。

コスチュームの着せ替えが出来る

「鉄拳8」では、キャラクターの着せ替えを細かくカスタマイズすることが出来ます。

好きなキャラの衣装や髪型、アクセサリーなどを変更することが出来ます。

説明することはあまりありませんが、個人的にはどの格ゲーにも欲しい機能です。

「鉄拳8」をプレイしたことで「オンライン対戦」に対して積極的になったか?

結論から言うと、残念ながら「鉄拳8」でも「ご褒美」のようなものが無ければ「オンライン対戦」は積極的ではなかったです。

↓「鉄拳8」での「ご褒美」とは、運営による「鉄拳ファイトパス」というイベントなどです。 「鉄拳ファイトパス」とは期間限定で「条件を満たす」とポイントがもらえ、ポイント量によって「コスチューム」などのアイテムが獲得出来るイベントです。

ただそれは、私自身が「何かしらの目的がないと何のために強くなるのか・・・」という考えがよぎってしまう性格にも問題があると思います。(そのぐらい対人戦に対する情熱が低いということです。)

こればかりは今後どんな「格ゲー」が出ても変わらないと思います。

とはいえ、「AI対戦」の実装でかなり「一人練習」がしやすくなってるので、「オンライン対戦」に対する気持ちの面での敷居はかなり低くなったことだけは確かです。

納得するまで「一人練習」が出来るのであれば「ちょっと腕試しにオンライン対戦やってもいいかも」というぐらいの気持ちにはなれました。

どうしても「オンライン対戦」を多少は経験しないと、「技を使い分ける必要性」や「コンボを覚えて相手より有利になる必要性」を感じられないので、最終的には「オンライン対戦」を意識する必要はあると思います。
「AI対戦」によって、「ワンパターンな攻防のCPU戦」にはなりづらくなったのですが、それでも「プレイヤー」ほど「予測不可能な戦い方」はしないので、あくまでも「技やコンボの練習相手として利用する」分にはマンネリ化しづらくなったという感じです。

最後に

人それぞれ好みがあるので「鉄拳8」自体が万人におすすめできるか?と言われたら何とも言えませんが、

「ソロプレイ」がかなり充実しているので、気軽にプレイしてみるということがしやすくなってます。

私自身は「AI対戦」の登場で「CPU戦」を納得いくまで楽しめるようになったので、「たまにはオンライン対戦もいいかな」ぐらいのレベルにはなりました。

そのぐらい「ソロプレイ」だけでも満足出来るようになったと感じました。

なので「オンライン対戦はそこまで積極的じゃないけど、とりあえずキャラクターを動かすために一人で納得いくまで楽しみたい」という方にもおすすめできると思います。

当記事を読んで「鉄拳8」の購入の参考になれば幸いです。

ここまで閲覧ありがとうございました。

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