この記事をおすすめする方
- 3年以上マインドマップツールを利用してきた者の感想です
- マインドマップで何するの?という疑問を持っている方
- 私自身は紙に書くアナログの「マインドマップ」ではなく、パソコンやスマホでの「デジタルマインドマップツール」だけを利用してきました
- あくまでもイチ個人の使い方として参考にしてください
「マインドマップって実際意味あるの?」
当記事は、そう思ってこの記事にたどり着いた方に向けて書いてます。
私自身「マインドマップツール」を利用して3年以上経つのですが、自分なりに使いやすいように使ってきました。
あくまでも自分なりの使い方を記載してるので、「こういう使い方もありかな・・」ぐらいの気持ちで読んでいただけたら幸いです。
結論:「マインドマップ」は思考整理の一つの手段として便利
まず私の結論を一言でいうと、「マインドマップ」は「ごちゃごちゃした頭の中にあることを吐き出して全体像を把握するのに便利」だと思ってます。
いやいやそれって紙の「ノート」とか、パソコンの「メモ帳」でも良いんじゃないの?
・・・そう思うかもしれません。
実際私も「マインドマップ」に出会う前はそう思ってました。
マインドマップの良い点
「メモ帳」よりも全体像を把握しやすい
「マインドマップ」を利用して感じた一番のメリットは「全体像」を把握しやすいということです。
「メモ帳」の場合は「箇条書き」という方法で分かりやすく書くことは出来るのですが、
欠点として、量が増えていくと、全体像が見えづらくなってくることです。
そうなってしまう大きな原因は、マインドマップの場合は「枝分かれ」で書き分けられるので、色んなことを書いても「枝」を伝って、書きたいことを分かりやすく書き分けられることにあると思ってます。
↓メモ帳の場合、全ての内容が1ページにまとまっているので、量が増えていくにつれて各「項目」に分けて深堀りすることが苦手。(量が少ない内は何とかなるけど)
仮にアウトライン付きのテキストエディタで書いたとしても、量が増えればめんどくさいw
メモ帳の構造上、上から下に書くという選択肢しかないので、複数の項目を深堀りするには移動もめんどくさい。
↓マインドマップの場合は量が増えても「項目」ごとに枝分かれしているので各「項目」ごとに深堀りしやすい。 その結果、量が増えても全体としてごちゃごちゃなりづらい。
仮に全体が画面から見えなくなっても、大きな「項目」は画面内に見えているので「どういう内容で深堀りされているのか?」ということは把握できる。
この先は「欲しい物」について書かれているんだな、この先は「行きたい場所」について書かれているんだなという感じで書き分けやすい。
「メモ帳」を悪く書くような形になってしまったのですが、量が増えても複数の内容を深堀りしやすいという点では「マインドマップ」の方が便利だと思います。
「デジタルマインドマップツール」だと書き切れないという問題が起きない
これは紙に書く「マインドマップ」ではなくパソコンやスマホなどで作成する「マインドマップ」限定のメリットです。
私の経験談になりますが、マインドマップを知ったばかりの頃に、実際に紙でも「マインドマップ」を書いたのですが、すぐに断念しました。
理由はいくつかありますが、
・紙の場合書ける範囲が決まってるので、書き切れなくなることが不安になる
・書いた内容を修正するのが面倒
・本にあるような「絵のようなマインドマップ」なんて書く気がしなかった(面白くない)
この3つです。
↓3つ目の「絵のようなマインドマップ」とは下のようなやつです。
プロが描いてるマインドマップなのですが、手書きでこんな風に描くことは自分には合いませんでした。
要は「デジタルのほうが細かいことを気にせず思いっきり楽に書ける」のが私にとっては良かったということです。
「デジタル」なので基本的には無制限に書ける。ただ、書く量が異常に多いと、パソコンが重くなるとか、そういう問題点はあります。
マインドマップの悪い点
悪い点は特にありません。
というよりも、「自分に合わない使い方」はこの3年間でやめたからです。
「合わない使い方」はそもそも継続することが苦痛なので、3年経った今でも「継続しておけばよかったなぁ」とは全く思いません。
実際に「向かない」と感じたことは下の項目の「やめたこと」に書いてあるので、 ここでは割愛させていただきます。
3年間の間に「やめたこと」と「今もやってること」
ここでは、3年間「マインドマップツール」を利用し続けて、「やらなくなったこと」と「今もやり続けてること」を書きたいと思います。
やめたこと
ファイル(データ)を残すことをやめた
使い始めた時にやっていたことが自分が作成した「マインドマップ」のデータを残していたということです。
ただ、結論をいうと「過去のデータはほとんど見返さない」事に気付きました。。
厳密には「いつか見返すために残そう」というデータは永遠に見返さなかったということです。
その大きな原因は自分の使い方にもあると思いますが、「新たに一からマインドマップを作成したほうが、まっさらな気持ちで作成できるので精神衛生上良い」からだと思ってます。
なので、現在進行系で手を加えている「データ」の場合は、保存して日々利用はしてるのですが、「残しておけば、いつかまた手を加えるかもしれない・・・」と思って残したデータは、私の場合100%手を加えることは無いと分かったので思い切って削除するようにしてます。
紙でマインドマップを描くことをやめた
「マインドマップ」を紹介してる本の中には「一つの作品」になりそうなマインドマップがあります。
↓これはプロの人が描いてるので、個人が目指す目標の参考としては適切じゃないのですが、要は「絵や枝やトピック、文字の書き方全てにこだわって、一つの作品を作るような描き方」の一例です。
↑こういう風に「マインドマップ」を描いたほうが「記憶力の向上につながる」、「左脳にも右脳にも良い」など・・・書いてあったような、無かったような気がするのですが、
正直自分には合わなかったです。
何より、自分の場合は「とにかく頭にある情報を分かりやすく目に見える形にしたい」だけだったので、「絵を描く」とか「紙に書く」ということはどうでも良かったのです。
現在「デジタルマインドマップツール」を利用してるのですが、紙に描くマインドマップと違い「修正が楽」とか「書き切れない不安が無い」などメリットが多いので、紙に戻ることは一生ないと思います。
マインドマップに画像やリンクを貼ってクオリティを上げることをやめた
「デジタルマインドマップツール」の中には有料版にすると「画像」の挿入が出来るという機能が追加されたりするのですが、私は画像の挿入をしたことが今まで1,2回しかありません。
そして、その1,2回も「試しにやってみよう」的な感じで利用しただけで、必要性を感じて挿入したわけではありません。
その原因は、上記の『【やめたこと1】基本的にファイルを残すことをやめた』でも書いたのですが「過去のデータを見返さない」からだと思います。
いくら「画像」や「リンク」を貼り付けてクオリティの高いマインドマップにしたところで、私の場合「一時的な思考整理」のためだけにしか利用しないので、新たなデータを作成したら過去のデータは捨ててしまいます。
なので「過去のデータ」を全て捨てるようになってからは、「マインドマップ」のクオリティを上げることが無くなりました。
↓下の画像はこの記事のためだけに書いたものですが、実際自分が作成するマインドマップでも「画像」や「イラスト」は一切使いません。
これに関しては、人それぞれの使い方によると思います。
↓ただ、トピックに「単語」だけではなく「文章」を書くことが割と多いです。
文章にしたほうが「細かく自分の考えを吐き出す」事ができるからです。
書く範囲を気にせずに文章のような書き方が出来るのも「デジタルマインドマップツール」の良い点です。
今もやってること
スマホの「マインドマップツール」で自己分析
これは毎日レベルでやってることです。
普段から「自分が欲しい物ってなんだろう?」「なぜそれが欲しいんだろう?」「自分は何がやりたいんだろう?」「なぜそれがやりたいんだろう?」・・・・
など、自分の悩みは全てスマホの「マインドマップ」に書き加えています。
頭の中だけで考えると「やりたいこと」とか「欲しい物」がたくさんあるように感じるけど、書き出してみると「意外と少ない」ということに気付きます。
書き出して目に見える形にすることで「自分はこういうことがやりたいんだ、欲しいんだ」ということが明確に把握できるので、それ以降頭で悩むことが全くなくなりました。
また、自分の方向性も明確になるので毎日の「行動」も変わってきました。
「マインドマップ」を利用することで、自分自身の悩みや不満などを一つの画面だけで全て把握出来るので、自己分析ツールとして重宝してます。
ちなみに「スマホ」で自己分析をする理由は、持ち運びがしやすいので、思い立った時にすぐに行動に移せるからです。
私の場合ですが、寝る前の布団の上でも書けるので、忘れない内に書き加えられるのが大きいと思ってます。
ブログの執筆の前の「情報整理」
私自身ブログで記事を書くので、ブログを書く前に「どういうことを書こうか?」という内容を整理するために「マインドマップツール」を利用してます。
こちらは上の項目の「自己分析」とは違い、「パソコン」上で行ってます。
「ブログ」の記事作成をパソコンでやってるので、同じようにパソコンで「マインドマップツール」を利用したほうがマインドマップで整理した内容をそのままブログに「コピー&ペースト」する時にも便利だからです。
記事を書く前に、思いついたことを書き出すことで、書く内容をまとめやすくなるので、そういう使い方を今でもやってます。
3年経った今現在の私の「マインドマップツール」の利用方法は2つのみ
これまでの内容をまとめると、
①スマホで自己分析をするため
②ブログの執筆前の「情報整理」のため
この2つのみです。
ちなみに使用した「データ」に関しては、スマホの「自己分析」用のデータだけは毎日使っているので残ってますが、それ以外の「データ」は一時的な情報整理や思考整理が終わったら全て捨ててます。
3年間利用してきましたが、「残しておけばよかったなぁ」と思ったことは一度もありません。
私が利用している「マインドマップツール」
最後に私が利用している「マインドマップツール」について紹介したいと思います。
ただ、私の使い方にとって不満のないツールなので、万人におすすめというわけではありません。
その点あらかじめご了承ください。
SimpleMind Pro(有料版) ※Windowsで利用
有料になるのですが「SimpleMind Pro」というマインドマップツールを利用しています。
私の場合は、ブログの記事作成の前の情報整理のために利用してます。
このマインドマップを選んだ理由は、
①ブレーンストーミング機能がついてる
②枝を自由に動かしたり、トピックの位置を自由に変更できる
③複数のマインドマップデータを切り替えられる
この3つだけです。
特に②が決め手で、きっちり並んだマインドマップよりも、自由に動かせるマインドマップの方が個人的に好みでした。(新規で作成するテンプレート(マインドマップの種類)によっては自由に動かせないものもあります。)
③は結果的にはあまり利用してないのですが、複数のマインドマップを切り替えながら利用したい時には便利だと思います。
不満点は特にありません。人によっては機能面で不満を感じるかもしれませんが、私の使い方としては全くありませんでした。
ちなみに値段は買い切りで「5000円」ぐらいです。
↓枝やトピックを自由に動かせることが、意外と面白い。良い意味で手が暇にならなくていいです。
※もちろん中央のトピック(下の映像の場合「人生」の部分)だけを自由に動かすことも出来ます。
SimpleMind Lite(無料版) ※Androidスマホで利用
上記で紹介した「SimpleMind」シリーズのスマホ版です。
こちらは無料でも利用できます。
「SimpleMind Lite(無料版)」を利用し続けている理由は、
①枝を自由に動かしたり、トピックの位置を自由に変更できる
この一点だけです。
基本的には上で紹介した「SimpleMind Pro」と似た感じです。
スマホ版のほうが機能面は劣りますが、思考整理に使う分には不満のないレベルで利用できますのでご安心ください。
また、有料版だと上記の「SimpleMind Pro(有料版)」とデータの同期が出来たり、「スタイルの幅が広がる」含む様々なメリットがあります。
私の場合「自己分析がしたい」「PCとのデータの同期は必要ない」という目的だけなので、無料版で全く問題ありませんでした。
スマホ内だけで思考整理するために利用する場合は、無料版でも十分なので、気になる方は是非利用してみてください。
こちらも不満点は特にありません。人によっては機能面で不満を感じるかもしれませんが、私の使い方としては全くありませんでした。
スマホのほうが画面が小さいから使いづらいんじゃないか?と思う方もいるかも知れませんが、結論を言えばスマホのほうが極端に使いづらいわけではないです。
ただ、やはりパソコンに比べると「見える範囲」や「文字入力の速さ」には違いが出るので、大きめのマインドマップでサクサク作業がしたいのであれば「パソコン」をおすすめします。
私の場合「スマホ」は思いついたメモなどを残したり、自己分析のために利用するだけなので、効率は求めません。
ちなみに有料版は買い切りで「1500円」ぐらいです。
最後に
というわけで、私なりの「マインドマップツール」の利用方法について書かせていただきました。
私にとっては現在進行系で使っていることもあって、「マインドマップツール」は必須のツールです。
ただ「マインドマップツール」を使い始めた頃に比べると、使う目的はかなり限定されたなぁ・・・と感じてます。
「マインドマップツールを使う意味があるか?」に対する私なりの答えとしては、「思考整理をしながら全体像を把握する手段」としては使う価値があると思ってます。
それが私にとっては「自己分析」だったり「記事作成」になったと思ってます。
ちまたでは「マインドマップで学習することで記憶力の向上につながる」とか、
マインドマップの本の中には「一つの作品のようなマインドマップ」があったりするのですが、
正直そういう使い方は私には向いてませんでした。
そして3年経った今でも、そういう向いてないと思うことをやらなくても大して不満はなかったと実感してます。
なのでこれから実際に「マインドマップ」を利用してみたい方には、「正解不正解」を考えずに「自分が自然と継続できる」と思うやり方を試してみることをおすすめします。
長期的に利用することで「頭で悩むことがかなり減る」ことだけは実感できると思います。
この記事を読まれた方に少しでも「マインドマップツール」の良さが伝われば幸いです。
閲覧ありがとうございました!