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【便利ソフト】動画を無劣化で高速カット、結合が出来る『Bandicut』を使ってみた【評価】

10月 27, 2019

この記事は約9分で読めます。

 

ふと動画編集をする時に、こう思いました。

 

「動画の気になるシーンだけをまとめて出力したいなぁ」と。

 

大半の動画編集ソフトだと、どうしても、1度の出力で1ファイルだし、なにより長時間であればあるほど、エンコードに時間がかかります。

そういう悩みを解消してくれたのが、この「Bandicut」でした。

 

⇒「Bandicut」の公式サイトはコチラから

『Bandicut』で出来ることは大きく分けると二つだけ

細かいことは後程記載しますが、『Bandicut』は動画編集ソフトです。しかし、出来ることはたった二つのみ。

・動画をカット(除去とトリミング)する

・動画同士を結合する

参考

残念ながら、普通の動画編集ソフトのように、字幕、エフェクト、トランジションなどは一切ありません。しかし、シンプルな反面、便利な機能が『Bandicut』にはあります。

他の動画編集ソフトには無い機能が「Bandicut」にはある。

「Filmora」などの動画編集ソフトが一つあれば、字幕とかエフェクトとかも使えて、性能良いから、高機能な動画編集ソフトだけあればいいじゃないの?と思うかもしれません。

 

しかし、「Bandicut」は普通の動画編集ソフトとは違います。

 

その一つが『無劣化で高速カット出力できる』点です。

※この記事でのカットとは不必要な部分の除去と必要な部分をトリミングするという意味で書いています。

 

無劣化とはエンコード無しということです。(厳密にはほぼ無し)

 

そのため、1時間以上の長時間の動画を2,3カ所カットして出力したい場合、「Filmora」などの動画編集ソフトなら、(動画の解像度や再生時間にもよりますが)カットした後の再生時間と同じ時間に近い程度の出力時間が必要になることもあります。

しかし「Bandicut」の場合なら、早くて数秒、遅くても2分(もかかったことは今のところない)で完了します。※高速モードの場合

 

動画編集のためというよりも、動画の中から気に入ったシーン(もしくは無駄なシーン)だけを複数カットしたい場合などにも重宝するかと思います。

 

↑参考として同じ動画から4つのシーンをカットした画面です。

数分程度の動画4つですが全部出力するのに1分程度です。

普通の動画編集でこれを行うなら、一つカット、一つ出力を4回繰り返す必要があるのでかなり手間と時間がかかります。

(当たり前ですが、動画の分割だけではなく、映像区間が重複したカットも複数可能です。)

↑上記4本のカットシーンの出力後の画面です(かかった時間は1分3秒です)。

実行時間には多少誤差がありますが、かなり早いです。

エンコードしないので、再生時間の長さの違いによる実行時間の差はあってないようなものです。

動画同士の結合機能もあるが、しかし不満点も・・・

「Bandicut」にはカットだけではなく、結合も高速に出力できます。(ただし、ファイル形式が完全一致の場合のみ)

 

個人的には結合機能もあることは便利なのですが、不満もあります。

その不満点として・・・

 

・ファイル形式が完全に一致していないと高速出力が出来ない。(標準出力は可能)

 

↑出力には高速モードと標準モードがあります。

高速モードはエンコード無しの無劣化出力なので画質が劣化しないうえに出力時間が普通の動画編集ソフトの出力より圧倒的に早いです。

標準出力は普通の動画編集の出力と同じと思って問題ないです。

ただ、結合機能で高速モードを使いたい場合、ファイル形式が完全に一致している必要があります。

カット機能は一つの動画だけで行うので高速モードが使えないということは、今のところありませんが、結合機能に関しては色んな動画を結合するため、高速モードが使えない場合が多々発生します。

 

これが痛いところです。というのが、Youtubeなどで複数ダウンロードした動画が高速で結合できないからです。

同じダウンロードソフトでダウンロードしたとかそういう問題ではなく、高速結合が出来ません。

 

ファイル形式と聞くと同じ拡張子なら大丈夫かと思いきや、同じMP4の動画同士であっても高速結合できません。

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追記:ファイル形式の完全一致に関してですが、『Bandicam』で録画した動画を使う場合、拡張子の一致(MP4ならMP4同士)、解像度の一致(フルHDならフルHD同士)、フレームレートの一致(60fpsなど)、オーディオのチャンネル(ステレオ、モノラル)の一致、サンプルレートの一致(48kHzなど)が少なくとも全て一致する必要があります。(他にも不一致の場合高速出力できない場合があるとは思います。)

同じ録画ソフトで録画した動画同士の結合をしたいなら設定を同じにすれば済む話なのですが、別のソフトで録画した動画、ダウンロードで落とした動画、また動画編集ソフトで出力した動画同士で結合したい場合はそれだけの条件では高速結合できない場合があります。(この条件がイマイチ分かってないので記載はしません。)

また、別のダウンロードソフト(5kプレイヤーなど)を使ってダウンロードした動画同士に関しては解像度が違うと高速出力が出来ませんでしたが、解像度が一致していればフレームレートが違っても高速出力できました。(矛盾していることは承知で書いてます^^;)

・・・正直、ファイル形式の完全一致という壁で結合機能はかなり使い勝手は悪いですw同じソフト(録画ソフト、ダウンロードソフト、編集ソフト)で出力した動画同士でかつ、解像度や拡張子、オーディオ形式などが一致している動画同士であれば問題なし・・・の時もあるし、じゃない時もあるw(そのくらい一致条件が意味不明なのですw)

参考

結論から言うと結合機能に関しては、普通の動画編集ソフトで結合した方が無難かもしれません・・・w(高速出力が出来る範囲で使うなら断然『Bandicut』ですが・・・。)

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適当に集めた色んな動画を高速結合出来なきゃ意味ないじゃん・・・。(本音)

この点は正直がっかりしました。

 

そして、もう一つの不満が・・・

 

結合の際に結合部分に間を入れられない(黒背景など)

 

という点です。

 

カットしたままの結合だと、急に場面が変わって不自然になる場合もあると思います。そこに黒背景などで間を置くことが出来ません。

(厳密には結合する動画とファイルが完全に一致した黒背景を用意しないと高速出力が出来ない、標準出力なら別途用意した黒背景を挿入して出力可能。)

(ソフト自体にトランジションや間を入れるなどの機能はありません。)

 

出来ることは動画の順番を「並び替える」ということだけです。(結合機能で不要な部分のカット調整もできません。)

 

完全にくっつけるだけの結合なので、人によっては「Bandicut」の結合より、動画編集ソフトで結合した方が納得いくものが出来るかもしれません。

 

ちなみに標準出力にかかる時間は普通の動画編集と50歩100歩です。(高速出力が使えないなら価値が半分以上下がります・・・カット機能は便利だけどw)

 

なので、カット機能は使い方によってはめちゃくちゃ便利なのですが、結合機能はこれからに期待ですね。

(同じ動画内の気に入った部分だけをカットして結合したいだけなら全く問題なし!)

 

という感じで、「Bandicut」の製品版を利用してみての感想でした。

 

ざっくりと良かった点、不満点などをまとめました。

良かった点

・一つの動画の気に入ったシーンだけをまとめてカットして、別々のファイルで出力できる(おそらく普通の動画編集ソフトじゃ出来ない)

・値段が1PC3300円と安い

・機能がシンプルなので分かりやすい、使いやすい

・動画を部分的にカットしたいだけならBandicutの方が圧倒的に時短になる(普通の動画編集ソフトと比較した場合) ※高速モードの場合

・インターフェースが日本語対応(オプションで他の言語に切り替えることも出来ます。英語など含め30種類前後。)

・出力時にエンコードしないので、画質が劣化しない、出力時間がめちゃくちゃ早い ※高速モードの場合

不満点

・高速出力するための動画の条件が厳しいので結合機能がぶっちゃけ微妙。

・タイムラインがもう少し使いやすくなったら便利(動画編集のように1秒単位に拡大できたり、10分単位に縮小できる的な感じ)

・画面切り替えの際に、間を入れられる機能が欲しい。(さすがに何も無しだと切り替わりが不自然)

 

追記:「Bandicut」の結合機能と「Filmora」などの動画編集との差別化に今後期待してます。個人的には結合機能自体は無いと不便(高速出力できることが大前提ですがw)だと思ってますが、並び替えてくっつけるだけだとあまりにお粗末と感じました。少なくとも動画間の結合部に間を入れられる機能ぐらいは欲しい。他の方がBGMなどの音楽も流せるようにして欲しいと書いてあるのを見ましたが、それを実装してしまうと普通の動画編集のように字幕やエフェクトも実装してよとなりそうな気がします。(BGM入れたらエンコード必要になるんじゃないのかな・・・?)

高速出力に支障が出る機能は実装して欲しくないのが本音です。(個人的な愚痴失礼しました。)

おすすめしたい人

・動画の好きなシーンだけをまとめてカットして別々のファイルで出力したい人

・字幕とか、エフェクトとか、何もないけど、とにかく複数の動画を並び替えてくっつけたい人。

(適当な動画を集めて結合しても高速出力できないので、この点は人を選ぶ。)

(トランジションも無いので、本当にくっつけるだけです。)

・動画キャプチャーソフトで無駄な部分まで録画してしまい、その部分だけをカットしたいと思っている人

(この点はエンコードが必要な他の動画編集ソフトに比べて桁違いに早いです。)

・Bandicamなどでシーンを別々に録画した動画を結合したい方。

(一つの動画を2、3分割して配信している無料エ●動画サイトなどがありますが、その動画を録画したものをつなぎ合わせたい場合などには便利です。おそらく高速出力が使えるので、普通の動画編集ソフトを使うよりめちゃくちゃ早く出来ます。もちろん画質は劣化しません。)

・一つの動画内の気に入った部分だけをカットして結合したい方。 ※高速出力が使えるので、かなり早いです。

まとめ

・・・という感じで、「Bandicut」の製品版を利用してみての感想だったのですが、「Filmora」などの動画編集ソフトがメインで動画を編集するための道具と考えるなら、

「Bandicut」は動画編集のシーン素材をつくるための道具かなと個人的には感じました。

 

Youtubeなどでゲームの面白いシーンだけをまとめたような動画がありますが、あの各シーンを別々のファイルで用意したい場合などにはこの「Bandicut」が重宝しそうだなと、使ってみたときに思いました。

 

「Bandicam」という動画キャプチャ―ソフトも同じ会社が出していますが、無駄な部分まで録画してしまった場合も、この「Bandicut」があればカットしてから出力するまで2、3分程度で済みます。

こういう作業もエンコードが必要な動画編集ソフトに比べて、かかる時間が天と地の差があります。

結合機能に関してはまだイマイチな点もありますが、カット機能に関してはかなり便利なので興味のある方は是非購入してみてはいかがでしょうか。

 

⇒「Bandicut」の公式サイトはコチラから

 

長々と閲覧ありがとうございました!

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