これまで私は「Eagle」というツールを2年間使い続けてきました。
今では視聴するための「画像、動画、サイトのページ」そして、記事の下書きのためのテキストファイルは全てこの「Eagle」で管理してます。
その結果、どこに何があるのか探す時間も激減しました。
当記事では私が2年間「Eagle」を利用した感想を書いていきたいと思います。
Eagleについて
「Eagle」は一言で言えば「素材管理ツール」です。(MacOSとWindowsに対応)
画像や動画、音声、スクリーンショット、サイトページ(URL)などを一元管理することが出来ます。
また、Eagleには内蔵されたビューアーがあるので、動画や画像をすぐに見たり、
簡易的ではありますが視聴することをメインにWebブラウザとして利用することも出来ます。
そして「分類」や「検索性」の高さにも優れてます。
フォルダやタグ(タググループなど)はもちろん、
・どのタグにもフォルダにも属さない「未分類」のデータの表示
・画像の重複チェック(同じ画像を複数保持してるかのチェック)
・データを複製(コピー)することなく複数のフォルダで分類することが出来る。
などなど、実際に使うことで色んな使い方が見つかると思います。
気になる方は是非公式サイトにも足を運んでみてください。
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ちなみに「Eagle」は有料($29.95(4500円前後))の買い切りソフトになります。(購入後のアップデートは全て無料です。)
※MacOSとWindowsに対応してます。
「Eagle」が気になる方は、30日間の機能制限なしの体験版も利用できるので、一度利用してみてください。
結論:「Eagle」は素材管理における神ツール
まず結論から言えば、「Eagle」は「画像」や「動画」、「音声」「テキストファイル」などの素材の管理ツールとして神ツールです。
2年間使い続けた今、間違って捨てたら困るような「重要なファイル(ログイン情報が書かれたテキストファイルや、ツールやソフトの実行ファイルなど)」以外の素材データは全て「Eagle」で管理してます。
神ツールと言える理由をいくつか挙げると、
・「分類や検索手段が多いので素材を集めるのが楽しい」
・「データをEagle内蔵のビューアーで視聴できるので表示までが早い」
・「視聴目的のWebブラウザとして利用出来るので、お気に入りのYouTubeを保存しておくのも便利」
・内蔵ビューアーで表示できるので、データを開いたり閉じたりすることが、PCのローカルよりも数倍楽
・・・などなど、早い話がPCのローカル上での「保存」とは全く違うということです。
実際に使ってみないことには分からないとは思いますが、特に普段から「画像」や「動画」などを収集することが趣味の方はより収集することが楽しくなるでしょう。
そんな感じで、次から「Eagle」について具体的に説明していきたいと思います。
私の「Eagle」の使い方について
ざっくりといえば「素材管理ツール」なのですが、それだけだと他の管理ツールとどう違うのかわからないと思います。
とはいえ、機能を一つ一つ挙げても無駄に分かりづらくなると思うので、私なりにこういう使い方をしているということを例として挙げたいと思います。
「画像生成AIで生成した大量の画像の分類や管理」
Eagleでは「フォルダ」や「タグ(タググループという機能でタグをグループ化することも出来る)」ので、かなり細かく画像を分類して管理&検索出来るようになります。
※PDFなどのファイルも内蔵ビューアーで見ることが出来ます。
なので、「Model」ごとにタグ付けしたり、「ジャンル」ごとにタグ付けしたり、フォルダで同じ条件で生成した画像をまとめています。
画像生成すると大量の画像が溜まってくるのですが、「Eagle」で分類することで、共通した画像をまとめて確認したり出来るので、
PCのフォルダ内に無作為に画像を大量に保存したり眺めるだけにならないのが良い点です。
ブログ記事の下書きの編集や管理
「Eagle」では、管理している複数のテキストファイルを簡単に切り替えられます。
なぜなら、「Eagle」内蔵のビューアーですぐに表示、編集が出来るからです。
なので、「ファイルを開く手間がかからない」し「並行して複数のテキストファイルを編集する」事ができます。
PCでのファイル管理と大きく違うのは、書き換えた内容を自動保存するという点です。
なので、「アカウントのログイン情報」などのような重要なデータの保存には向いてないと思います。
そういうデータを間違って消してしまうと、消えたまま自動保存してしまうからです。
そのため、「ブログの下書き」など一時的なメモとして私は利用してます。
気になるサイトのページとURLの保存
Eagleには「Googleの拡張機能」があります。(他にも「Safari」「FireFox」「MicrosoftEdge」に対応した拡張機能もある)
この拡張機能が素材集めにおいてかなり優秀です。
ざっくり出来ることを挙げれば、
・「サイトのページとURLの保存」
・「スクリーンショット」
・サイト内の画像をマウスのドラッグ&ドロップで「Eagle」内に保存出来る
などです。
私の場合、サイト自体はブラウザのブックマークに保存しているけど、
一時的に気になるページは「Eagle」で管理してます。
それによって、ブックマークが大量に増えないので助かってます。
また、「保存した際のURL」も同時に記憶されるので、Webブラウザで再度開くことが簡単にできることもありがたいです。
ブログ記事のフリー素材の管理
「Eagle」内にある画像は「ドラッグ&ドロップ」でデスクトップなどにコピー出来ます。
ブログを書いていると、結構フリー素材が溜まってくるので、「Eagle」で分類することで再利用しやすくしてます。
・・・などです。
素材を複数の形で分類したいとか、一時的なテキストデータの編集管理やサイトページの管理をする上では、PCでのローカル管理とは全く違うと思います。
「Eagle」を使った上での良かった点、悪かった点。
私がこれまで利用した上での評価について書いていきたいと思います。
良かった点
仮想的に管理できる
「Eagle」はPCでのローカル保存と違って、物理的なフォルダで管理しません。
分かりやすく言えば、PCのローカル上で複数の「フォルダ」を作って「同じデータ」を管理する場合、データをコピーをして2つ所持する必要があります。
しかし「Eagle」の場合は、一つのデータのまま複数のフォルダで表示させることが出来ます。
この仕様によって「データ容量」を増やさずに、一つのデータファイルを複数の「フォルダ」で分類することが出来ます。
要は「データ容量を増やさずに、多くの分類や検索が出来るようにしたい」という目的においては「Eagle」で管理したほうがメリットが大きいということです。
また、もう一つメリットがあって、「フォルダ」の移動をしても「パス」が変わらないということです。
私が利用している動画再生ソフトで「MPC-BE」というソフトがあります。
そのソフトの機能で「お気に入り」という機能があるのですが、その機能は気に入った動画を記憶して、好きな時に再生できるようになる機能です。
ただその機能には欠点があり、記憶した時点に置いていた動画を別のフォルダなどに移動させてしまうと「パス」が変わるので、再生できなくなります。
ですが「Eagle」の場合は、フォルダを作って移動させても、「パス」が変わらないので、問題なく再生することが出来ます。
ブラウザの拡張機能が下手な拡張機能よりクオリティが高い
ブラウザの拡張機能がかなり便利です。
拡張機能自体が一つのツールと言えるレベルで便利です。
出来ることは、下の3つです。
◆「サイトのページ&URL」の保存
◆Webブラウザ内でのスクリーンショット
⇒マウスドラッグで範囲を指定して撮影。スクロールバーで移動させながら縦長のページのスクショも可能(エリアをスクショ)
⇒見える画面全てを撮影(ビジブルエリアをスクショ)
⇒「スクロールバーでの移動含めてのページ全体」を自動で撮影してくれる(ページ全体をスクショ)
◆画像をドラッグ&ドロップで保存出来る
インターネットで情報収集する人にとって、この「拡張機能」はかなり便利だと思います。
買い切りで無料アップデート
「Eagle」は買い切りの有料ソフトです。(値段は「$29.95(4500円前後)」)
一度買えばその後は無料アップデートなので、ずっと使い続けたい方にとってはコスパの良い買い物だと思います。
テキストファイルをEagle内で編集できるし、切り替えが楽
テキストファイルに限ったことではありませんが、「Eagle」内では基本的に全てのテキストファイルが開いた状態になっているので、複数のテキストファイルを切り替えながら、考えをまとめるのが楽です。
ただPCのローカル保存と違う点として、書き換えたら「自動保存」されます。
なので、アカウントのログイン情報などの重要なデータの場合、間違って書き変えたまま保存されてしまう可能性があるので、重要なデータの管理には「Eagle」は向いてないかなと思ってます。
画像の表示や動画再生が楽
画像や動画の表示に関しては、データをダブルクリックすることで「Eagle」内蔵のビューアで確認することが出来ます。
ただ「Eagle」がPCのローカル保存と大きく違う点は、「フォルダのない状態で表示させることも出来る」点だと思います。
要は、複数のフォルダの中にある動画や画像など全てをフォルダから出して見るような調べ方も出来るということです。
なので、ローカル保存のように、フォルダを移動しなくても他のフォルダの中身を確認する手段があるので、普段見ない画像や動画に触れるきっかけが増えます。
検索性が高い
検索の種類に関してはかなり多いので、申し訳ありませんが一つ一つ説明はしません。
ただ、「フォルダ」や「タグ」での分類だけではなく、フォルダの中に「サブフォルダ」を複数作成してより細かく分類したり、複数の「タグ」を「タググループ」という形で一つのグループにまとめて分かりやすくするなど、分類や検索しやすい要素が多いです。
他にも
・「ランダム」表示のような、無作為に表示させる機能
・よく検索する設定内容を記憶する機能
・特定の拡張子(mp4、jpegなど)で絞り込む
・一つのデータを複数のフォルダに同時に追加する機能もある
など、かなり多くの検索手段があります。
「動画」や「フォルダ」のサムネイルの変更も自由にできるので分かりやすいし楽しい
「Eagle」では「動画」や「フォルダ」のサムネイルを自由に変更できます。
自分の好きなシーンをそのまま「サムネイル」にすることが出来るので、眺めるのも面白くなるし、クリックしたい気持ちも強くなると思います。
素材データだけの一元管理が出来る
PC内でのフォルダ管理と違って、「Eagle」という一つの空間の中で管理できるので、「画像や動画、特定のファイル、URL」などの特定のデータのことだけに集中しやすいです。
「ライブラリ」という機能で種類の違うデータの管理も出来る。
私自身は、切り替えの必要な複数の場所で「データ」を管理するのが好きではないので、一つの「ライブラリ」だけで管理しているのですが、複数の「ライブラリ」を作成することも出来ます。
※以下「ライブラリ」の説明
Eagle に追加された画像は、すべてライブラリに保存されます。 ライブラリーは「写真アルバム」のようなもので、異なる種類の画像を別々のアルバムに保存することができると考えていただければと思います。 パソコンのフォルダーとは異なり、Eagle ライブラリはそれぞれ独立しており、中の「フォルダー、タグ、画像」などがあり、互いに影響し合うことはありません。
悪かった点
操作性にほんのちょっと癖がある
私自身初めて「Eagle」を利用し始めてから何度か運営に問い合わせをしてます。
というのが、9.5割以上は直感的に不満なく利用できているのですが、たまに「これどうやるの?」っていうのがあるからです。
で、この記事を書こうと思ったのは、自分なりにやりたいことが出来ることが分かったからです。
これまで自分が悩んだことを挙げると、
Q:「フォルダ」や「タグ」で絞り込み表示する際に「特定のフォルダやタグを除外して絞り込み表示」させたい場合はどうしたらいいのか?
A:その答えは、「チェックボックス上で右クリック」することでした。そうすることでチェックボックスに「✕」が表示され、その「フォルダ」や「タグ」のデータが除外されて表示されるようになります。
ちなみに「左クリック」は通常の選択です。
Q:特定のフォルダ内にある「サブフォルダ」含む全てのデータからフィルター検索するための方法は?
A:これは少しだけ迷いました。
「Eagle」では上層にある「フォルダ」を選択した状態でフィルター検索しても上層にある「フォルダ」内の「ファイル」のみ検索対象になり、「サブフォルダ」の中までは対象にならないのです。
※フィルター検索とは「タグ」や「拡張子」など特定の条件で検索する機能のことです。
そしてその解決方法は、
①まず下の画像のように、「表示サブフォルダの内容」というチェックボックスにチェックを入れます。
②そしてその後、画像のないところでマウス右クリックした後のコンテキストメニューの中にある「更新」を押すことで「下層フォルダ」の中まで検索対象として反映されました。
以上の二つです。
私自身は少なくともこの二つが解決したことによって、やりたいことは最低限できるようになりました。
ただ、機能は他にも多くあるので、意外と理解出来ていない部分があるかもしれません。
再生できない動画データ形式がある
いくつかの「動画」データは「Eagle」内蔵のビューアーでは再生できません。
最近私が知ったのは「WMV」形式です。
また基本的に「MP4」は再生できますが、昔の動画だと「互換性のないmp4」もあるので、再生できない場合は「変換」ツールなどを利用する必要があります。
動画を含む現在再生できるデータ形式は以下のページを御覧ください。
内蔵Webブラウザはあくまでも視聴メイン
「Eagle」は簡易的なWebブラウザとしても利用できます。
ただ「戻る」や「進む」などのボタンはなく、拡張機能も利用は出来ません。
不満というほど不満ではありませんが、今後「Eagle」内でもそういう機能が実装されてくれるとありがたいです。
↓下の画像は「Eagle」に内蔵されたビューアーで表示した「YahooJapan」のサイトです。
ページ内をリンクをクリックすることで他のページに移動することが出来ます。
しかし、「前のページに戻る」は出来ません。また通常のWebブラウザでの「Eagleの拡張機能」のように「ページURLを保存」したり「スクショを撮影」したり「画像を保存」することは出来ません。
あくまでも保存したページを視聴することがメインです。
↓下はYou Tubeのページを保存した場合です。
こちらは保存したページ全体ではなく、「動画」部分のみを再生する形で表示されます。
現状の仕様に対して大きな不満があるわけではありません。
出来れば、もう少し出来ることが増えたらなぁという願望です。
一つのデータに「URL」が一つしか登録できない
どのデータにも「URL」を一つ登録することが出来るのですが、拡張機能で保存したデータには自動で「保存元のURL」が登録されます。
その点は便利なのですが、個人的には任意に複数の「URL」が登録できるようになって欲しいです。
理由としては、関連ページを複数登録できたほうが選択肢が増えて便利だからです。
「+」ボタンなどをつけて、クリックすれば「URL」を複数登録できるなどの機能を今後期待してます。
↓URLの入力フォームは右中央にあります。Eagleの拡張機能で保存された場合は自動的に保存元のURLが入力されます。(URLは任意に編集可能)
URLの右にはそのページに移動できるボタンがついてるので、これが結構ありがたい。
Eagle内で編集できないファイルは、何となく微妙
Eagle内ではマインドマップツールの「X-mind」とか、
Adobeの「Photoshop」「Illustrator」などのデータも内容を表示させて管理する事はできるのですが、編集は出来ません。
私自身「X-mind」でそこに気付いたのですが、編集もできたら良かったなぁと思いました。
↓「X-mind」のデータを表示した状態です。このまま「Eagle」内で編集することは出来ません。
右クリックで開くことで「X-mind」が立ち上がり、「X-mind」側で編集できるようになります。当然保存した内容は、Eagle側にも反映されますが、ソフトの立ち上げが何となくめんどいw
・・・ってことで、現在「マインドマップ」に関しては、「SimplemindPro」というツール内で保存データを一元管理できる別のソフトを私は利用してます。
他のソフトは残念なのですが、テキストファイルは「Eagle」内で編集出来るので、その際はめちゃくちゃ感動しました。
おすすめする人
大量の画像や動画を一元管理したい人
「Eagle」という一つの場所の中で全てを管理できるので、データがバラバラになりづらいです。
画像や動画を眺めるのが好きな人
タグなどの分類手段や、複数の検索手段、複数の表示方法があるので、PCのローカル保存よりも、色んな動画像に触れる楽しみが出来ると思います。
ブログ記事を書く人
テキストファイルを「Eagle」内で編集できるので、ちょっとしたメモ書きとか、下書きなどを複数のファイルで管理するのが便利です。
Webでネットサーフィンをしながら色んな情報を保存したい人
「Eagle」の拡張機能を利用すれば、気になるページを片っ端から保存したり、画像を簡単に保存することが出来ます。
画像生成AIの大量の画像を色んな分類で楽しみたい人
PCのローカル保存だと、フォルダでの分類ぐらいしか出来ません。
しかし「Eagle」であれば、複数の「ファルダ」や「タグ」、そして「タググループ」などより多くの分類ができるし、フォルダのない状態での画像表示なども出来るので、分類や管理、表示などで楽しみ方が変わると思います。
まとめ
この記事を書こうと思ったきっかけは2年間使い続けることで「Eagle」というツールが自分の中で納得のいくツールだと実感できたからです。
いくつかデメリットも挙げましたが、「あったらいいな」ぐらいなので、特別不満はありません。
検索性やカスタマイズ性が高いツールなので、画像や動画などの素材を集めることが面白くなりました。
最近では、ブログの下書きやメモ書きなども「Eagle」で編集や管理するようになったので、まだまだ色んな使い方がある気がしてます。
「Eagle」は人に勧められる便利なツールなのですが、少し癖がある部分もあるので、使い始めたときはちょっとだけ使い方に悩むこともあると思います。
(とはいえ、9.5割以上は直感的だけど、0.5割は悩むぐらいのレベルですのでご安心ください。)
その点を除けば完成度の高い素材管理ツールなので、是非「データの一元管理」を考えている方は利用してみてください。
「Eagle」には30日間機能制限なしの体験版があるので、購入する前に自分に合っているか確認することが出来ます。
当記事がツール選びの参考になれば幸いです。
ここまで閲覧ありがとうございました。