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【評価】Houdini体験版を10日間使ってみての感想

3月 10, 2020

この記事は約9分で読めます。

 

注意ポイント

あくまでも、3DCGソフト初心者の評価です。その点をご理解して頂ける方のみお読みください。

 

最近、色々な3DCGソフトの体験版を使ってみているのですが、今回利用させて頂いたのは『HOUDINI』というソフトです。

 

このソフトは統合型ソフトなので、モデリングからアニメーションまで一通りのことは出来ます。

 

ただ、一番の特徴は炎や煙、水、海、雪などの「エフェクト」を作成することに長けているという点ですね。

 

「エフェクト」に興味がある方は、一度は使ってみても良いと思います。

 

非商用利用であれば「HOUDINI FX(有料版)」のほぼ全ての機能にアクセスできる「HOUDINI APPRENTICE」という体験版ソフトを無期限で利用できますので、実際に体験してみるのが一番だと思います。

 

下にリンクを張っていますので是非ご利用ください。

 

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とりあえず使ってみた感想

まず、使ってみて一番に思ったのが、「レイヤーどこ?」でした。

他の3DCGソフトである「MODO」や「LightWave」が基本的にレイヤー構造(一部ノードもある)だったこともあって、まずそこに違和感を感じました。

メモ

「HOUDINI」は全て「ノード」で作成するソフトだったのです。

一応本を一冊購入してみて使ったので、とりあえずノードで作成するということは少しずつ慣れましたが、本が無ければどこから手を付けようか路頭に迷いましたw

(どのソフトであっても、本などを利用しなければ難しいとは思いますが、「HOUDINI」の場合、インターフェースが全て英語表記という点、また、ノードの性質や組み合わせ方の理解が出来ないと、何となく形にさえできないと思います^^;(っていうかめちゃくちゃ非効率だと思います。))

そして、ノードの中には様々な設定項目があり、多少なりプログラミングが必要な項目もあります。(2,3行程度の記述もあるので慣れれば問題ないかもしれませんが、理解してない人が下手にいじって、出来るレベルじゃないと思うw)

 

また、これが一番厄介だったのですが、「本」と「実際のソフト」で設定項目が変わっていた場合がめちゃくちゃ厄介ですw

ノード自体がなくなっていることもありました。

本に書いてあるノードが、(アップデートなどの影響で)実際のソフトに無かったら、「どうやって先進めればいいの?」という状態になってしまうからです。

これがモデリングなどであれば「部分的に形が変になった」で済むのですが、アニメーションなどに影響すると「思った通りの動きにならない」という致命的な問題になってしまいます。

こういうこともあって、なかなかに人を選ぶソフトかなぁと思いました。

 

・・・とまぁ、色々と書いてはいるのですが、一言でいうと「エフェクト」が作成してみたいと強く思っている人以外は「猫に小判」なソフトだと思います。

(エフェクトに興味がないなら、その手の機能が邪魔になって、使うのが萎えると思います。ってか自分は確実に萎えますw)

 

「エフェクト」は今のところいいから、モデリングからアニメーションまで出来る統合型ソフトを使ってみたいという方は別の3DCGソフトをお勧めします。

(「エフェクト」作成に興味がない初心者の方が一発目に使う「統合型3DCGソフト」ではないことは確かです。)

 

とはいえ、実際に使ってみるまでは自分に合っているか分からないと思うので、そういう方は是非一度体験版を利用してみてください。

 

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参考画像

ざっくりとですが、画像を載せながら、説明を書いていきたいと思います。

↑一番上に「メニューバー」。ファイルを開いたり、保存できるメニューがある場所です。

その下の図形などの画像がある欄が、「シェルフ」といういわゆるノード作成の「テンプレート」ですね。ボタン一つで、指定のエフェクトのノード作成を自動で行ってくれます。(これがこのソフトの特徴の一つと言ってもいいと思います。)

その下が、「シーン」や「レイアウト」のタブです。基本的な作業は「シーン」タブで行い、「レイアウト」を行う場合は「レイアウト」タブに切り替えます。

左端の縦並びの図形群が「ツールボックス」です。オブジェクトの移動や回転などを行う場合はここを使います。

その右が「シーンビュー」です。ノード作成を行ったりしたときにこの画面に反映されます。

一番下は、一言でいえば「プレイバー」ですね。キーフレームを設定して再生ボタンを押すことで、意図したとおりに動くかチェックできます。(細かく言えば他にもありますが^^;)

右側の中ぐらいの大きさの画面の上が、「パラメータエディタ」、下の画面が、「ネットワークエディタ」です。

「パラメータエディタ」はノードの設定画面ですね。オブジェクトのサイズや位置を数値で指定したりする場所です。

「ネットワークエディタ」はノードを繋いでいく作業を行う場所です。

 

↑「シェルフ」です。ノードの「テンプレート」ですね。ボタン一つで下の画像のような、出来上がったノードが「ネットワークエディタ」に作成されます。

 

↑「ネットワークエディタ」の画面一部です。(線でつないでいる一つ一つがノードです。)

本などで繰り返し学んでいけば、慣れてくる部分やパターン化する部分もあるとは思いますが、ノードの種類や組み合わせ方は多数あるので、作りたいものを一から作るというのは結構勉強が必要になりそうです。

 

以下、私が本を読みながら作ってみたものです。(クオリティの低さに関するクレームは受け付けておりませんので、予めご了承くださいm(__)m)

↑岩を作ってみたり・・・

 

↑未完成なので分かりずらいかもしれませんが、本来は雪をかきわけるようなアニメーションを作りたかった。

 

↑火花のシーン。これを完成させた時は結構感動しました。

 

↑砂を作成している途中の作業画面です。(これがそのまま、砂の完成型になるわけではないので誤解のないようにお願いします。)

 

↑立方体の容器に水をためている画像です。正直、リアリティがないと思いますが、設定などが悪いなどの原因がありますので、「この程度なの?」という印象を受けると思います^^;(申し訳ありません)

 

↑煙を作成してみたり・・・

 

↑雷を作成してみたりしました。これも結構感動しました。(この画像は作業中の画面なので、実際の完成映像はもう少し変わると思います。)

 

・・・色々画像を載せましたが、正直クオリティに関しては目をつぶってください^^;本を読みながら、何とか作ったものなので・・・。Youtubeなどの動画を観れば分かると思いますが、実際に映画などでも使われているほどのソフトなので、是非実際に利用して体験してみてください。

良かった点

・学習用に非商用で使える無期限体験版があること

(実際に購入する前に使い込めるのはありがたいです)

・「エフェクト」作成に関して便利な機能が多いこと。

(「シェルフ」という、ある程度ノードが完成されたものをワンクリックで作成できるリストがあります。)

・永久ライセンスがあること

(「HoudiniCore」が$1995(約21万円)~、「HoudiniFX」が$4495(約47万円)~と、少々値は張りますが、永久ライセンスがあるのはコスパ的に大きいです。)

悪かった点

・インターフェースが日本語にできないこと

・本に書いてあるノードや設定項目がアップデートでなくなっていて萎えた

(これが意外と厄介です。どのソフトもありうることだとは思いますが、特にアニメーションでこれがあると面倒ですw)

おすすめする人

・エフェクト作成に興味がある方

まとめ

ここまで当記事をお読みいただきましてありがとうございます。

「HOUDINI」は「エフェクト」作成に長けた統合型3DCGソフトです。

モデリングからアニメーションまで「統合型ソフト」としての一通りのことは出来ます。

ただ、全ての作成が「ノード」である点、また、「エフェクト」作成の機能が多い点から、特に単純に立方体などをいじりながらモデリングしたいという方には別のソフトの方が使いやすいんじゃないかなぁと個人的には思いました。

私自身このソフトを使ってみて、「エフェクト」のアニメーションは結構感動しましたが、まず「キャラクター」作りたいとか、「小物」を作りたいとかという気持ちが強かったこともあり一発目で購入するべきソフトじゃないなと思ってます。

「エフェクト」に興味がない方にとっては、無駄な機能が多かったり、ノードの理解が面倒だったりと「萎える」要素が多いからですねw

(また、アップデートで、ノード自体がなくなったり、設定項目が変わったりするので、意欲的に使おうとする人以外はその点でも挫折するかもしれませんw)

 

・・・そんなこんなで、まずは10日間利用させて頂いたのですが、一言いうならまず「体験版」を利用して判断してみてください。

 

本を見ながらとりあえず「エフェクト」を完成させてみると結構感動すると思います。

 

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長々と閲覧ありがとうございました。

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